前立腺がん検診学術ニュース 第14号
当財団では、国民の健康増進と福祉の向上に寄与することを目的に活動を行っております。
わが国で増え続けている前立腺がんによる死亡者数を減らすためには、前立腺がん検診についての正しい知識の普及と啓発活動が欠かせないものと考え、前立腺がん検診についての最新の情報を提供するために、2007年より、「前立腺がん検診学術ニュース」を作成し、全国自治体の前立腺がん検診ご担当部署、大学、がんセンター等、関連先宛てにお送りしてご活用いただいております。
この度、第14号を作成いたしましたので、広く多くの方々にご活用いただくため「前立腺がん検診学術ニュース」の発行をお知らせいたします。
なお、既刊の第1号から13号も併せてご覧いただけますようご案内いたします。
A4判・カラー、4ページ
● 第14号 2021年3月発行
PSA検診は、すでに無作為化比較対照試験で死亡率低下効果が明らかになっていますが、最近は、検診効率も優れていることがわかってきました。一方で、PSA検査はがん検出感度が高いがゆえに、一部のPSA検診受診者は、過剰診断・過剰治療の不利益を被る可能性があります。しかし、最近はいくつかの有望な不利益低減策が日本泌尿器科学会、欧米の泌尿器科学会等のガイドラインで提案され、そのなかには、すでにわが国において臨床での導入が進んでいるものがあります。
第14号では前立腺がんの最新疫学データ、検診の有効性と検診効率、前立腺がん検診の不利益対策など、前立腺がん検診関連の最新情報をご紹介し、当財団の見解と合わせて特集としてお届けいたします。
【内容】
本号で取り上げさせていただきました内容は、以下のとおりとなります。
◆前立腺がんの疫学・検診に関する最新情報
1.2017年の全国がん登録で前立腺がんが男性がんの第1位
2.最新研究で明らかになった前立腺がん検診のがん死低下効果と検診効率
3.進歩している前立腺がん検診の不利益対策
4.理想的ながん検診の実現に向けて、当財団の活動方針
☆ご希望の方に差し上げます。(1部) ▶