前立腺がん検診学術ニュース 第13号
当財団では、国民の健康増進と福祉の向上に寄与することを目的に活動を行っております。
わが国で増え続けている前立腺がんによる死亡者数を減らすためには、前立腺がん検診についての正しい知識の普及と啓発活動が欠かせないものと考え、前立腺がん検診についての最新の情報を提供するために、2007年より、「前立腺がん検診学術ニュース」を作成し、全国自治体の前立腺がん検診ご担当部署、大学、がんセンター等、関連先宛てにお送りしてご活用いただいております。
この度、第13号を作成いたしましたので、広く多くの方々にご活用いただくため「前立腺がん検診学術ニュース」の発行をお知らせいたします。
なお、既刊の第1号から12号も併せてご覧いただけますようご案内いたします。
A4判・カラー、4ページ
● 第13号 2020年3月発行
わが国のPSA検診は、住民検診や人間ドックなどで、受診機会の均てん化が徐々に進んでおりますが、PSA検診受診率は低く、十分ではありません。そのため、最新のがん登録の結果でも、新たに発見される前立腺がんの17%は転移がんの状態で発見され、依然として進行がんが多く、死亡数の増加傾向にも歯止めがかかっておりません。
第13号では、最新の疫学統計を中心に、前立腺がん検診の先進国である米国の現状とわが国の比較をとおして、前立腺がん検診関連の最新情報をご紹介し、当財団の見解と合わせて特集としてお届けいたします。
【内容】
本号で取り上げさせていただきました内容は、以下のとおりとなります。
◆前立腺がんの疫学・検診に関する最新情報
1.全国がん登録で確定された2016年の男性がんの罹患数:前立腺がんは第2位
2.前立腺がん検診の先進国の米国と普及が遅れている日本の転移がんの現状
3.日米における前立腺がん罹患数の推移:罹患数の差は約2倍まで接近
4.日米における前立腺がん死亡数の推移:死亡数の差は約2倍まで接近
5.理想的ながん検診の実現に向けて、当財団の活動方針
☆ご希望の方に差し上げます。(1部) ▶