前立腺シンポジウム

第34回前立腺シンポジウムの開催予告

第34回前立腺シンポジウム

… 開催のご案内 …

日時 : 平成30年12月8日 (土)、9日(日)
場所 : 東京コンファレンスセンター・品川 (東京都港区港南1-9-36 アレア品川)
 
―テーマ等詳細が決定しましたら、当サイトにて公表させていただきます―


第33回前立腺シンポジウムの開催の報告

第33回前立腺シンポジウム

 第33回前立腺シンポジウムは、第1日目の平成29年12月9日(土)に「オープニングセミナー」と、「基礎部門」として指定演題の発表と教育セミナー1を行い、第2日目の10日(日)には「臨床部門」として教育セミナー2および「前立腺がんスクリーニング」をテーマに、パネルディスカッション、公募による口演とポスター発表・討論を行いました。

 第1日目の「オープニングセミナー」では、公益財団法人がん研究会有明病院総合腫瘍科の高橋俊二先生から「高齢者の癌薬物療法」というタイトルでご講演いただきました。高齢者の健康状態や臓器機能の評価法、高齢者の抗癌化学療法の適応、実施に際しての注意点などを具体的にご講演いただき、実臨床にたいへん参考になりました。「基礎部門」では、前立腺がんに関連する基礎研究の指定演題7題と、当財団の平成27年度研究助成受賞演題3題の発表がありました。前立腺疾患の機能性RNA解析、リガンド非依存的アンドロゲン受容体活性化機構、血中遊離DNA解析に基づく個別化医療の可能性、循環腫瘍細胞を用いた新規バイオマーカー探索、新規尿中バイオマーカーの探索など、前立腺がん、前立腺肥大症に関する最先端の基礎研究の発表があり、活発に討論が行われました。また、教育セミナー1では、大阪大学大学院生命機能研究科細胞内膜動態研究室の吉森 保先生から「オートファジーと癌及びその他の病態~その分子機構」というタイトルでご講演いただきました。オートファジーAutophagyの基本的な概念と生物における役割について、歴史的な経緯を含め、大隅良典博士のノーベル賞受賞研究の解説、さまざまな疾患における予防的な機能が解明されてきた最近の研究の進歩、将来の疾患対策としての臨床応用の可能性、さらには健康寿命延長への期待などについてわかりやすくご教授いただき、活発な意見交換が行われました。

 第2日目の「臨床部門」では、教育セミナー2において、Department of Urology, Feinberg School of Medicine Northwestern University, Chicago, Illinois, USAのWilliam J. Catalona先生から「PSA Screening Has Changed the Natural History of Prostate Cancer」というタイトルでご講演いただきました。前立腺がんスクリーニングの米国における混乱の元凶とその影響について、検診中止による転移がんの増加などの疫学データをお示しいただき、最新の重要な研究成果、米国予防医療専門委員会の問題点など、前立腺がんスクリーニングの真実について教えていただき、実社会に極めて大きな影響を与える、素晴らしい講演をしていただきました。また、今回の臨床部門のテーマは「前立腺がんスクリーニング」でした。PSAスクリーニングの前立腺がん死低下効果が確定しましたが、今後は利益/不利益バランスと費用対効果比に優れ、QOL損失を低減させるスクリーニングシステムの構築を目指す必要があります。そのためには、わが国の前立腺がん検診の現状を評価し、研究成果を共有することで、将来の方向性について討議することは重要です。パネルディスカッションでは「国内外の最新検診ガイドラインから将来の方向性を考える」と題し、前立腺がんスクリーニングをリードしている5人の指名パネリストより講演が行われ、国内外の前立腺がん検診ガイドラインの重要な点、問題点について講演があり、わが国において、適切な前立腺がん検診システムを構築するための方向性について討論が行われました。また、公募による発表では、検診の現状、最適な検診システム、質の高い前立腺がん確定診断のための生検方法など、37演題の研究発表がありました。

 2日間にわたって開催された今シンポジウムには、300名を超える方々にご参加いただきました。全国の泌尿器科医および基礎研究者を中心に、前立腺がんの診断・治療に携わっておられる医師・研究者が一同に会し、討論を通じて意見交換ができたことは、明日からの前立腺がんの診療レベルの向上に直結すると考えられ、極めて意義深いシンポジウムとなりました。


テーマ 【臨床部門】
 「前立腺がんスクリーニング」
日程 第1日目
【オープニングセミナー】:平成29年12月9日(土) 12:35~13:35
【基礎部門】:平成29年12月9日(土) 13:35~18:30
第2日目
【臨床部門】:平成29年12月10日(日) 8:55~15:40
場所 東京コンファレンスセンター・品川
(東京都港区港南1-9-36 アレア品川)
次第 第1日目:
【オープニングセミナー】
 「高齢者の癌薬物療法」

 高橋俊二 (公益財団法人がん研究会有明病院総合腫瘍科)

【基礎部門】
①指定演題(口演)

  • 1 「機能解析」
  • 2 「シグナル伝達・微小環境」
  • 3 「去勢抵抗性前立腺癌の診断」
  • 4 「前立腺肥大症」
  • 5 「平成27年度研究助成受賞課題」
②教育セミナー 1
 「オートファジーと癌及びその他の病態~その分子機構」

 吉森 保 (大阪大学大学院生命機能研究科細胞内膜動態研究室)

第2日目:
【臨床部門】
テーマ「前立腺がんスクリーニング」
①パネルディスカッション
 「国内外の最新検診ガイドラインから将来の方向性を考える」
  • ■司会
  • 酒井英樹  (長崎大学大学院)
  • 舛森直哉  (札幌医科大学)
  • ■パネリスト
  • 赤倉功一郎  (JCHO 東京新宿メディカルセンター)
  • 沖原宏治  (京都府立医科大学)
  • 伊藤一人  (群馬大学大学院)
  • 深貝隆志  (昭和大学江東豊洲病院)
  • 杉原 亨  (東京都立多摩総合医療センター)
②公募演題
口演セッション
  • 1 「検診・PSA スクリーニング」
  • 2 「前立腺生検」
  • 3 「PSA・腫瘍マーカー・治療」
ポスター討論
  • 1 「ポスター討論①」
  • 2 「ポスター討論②」
③教育セミナー 2
 「PSA Screening Has Changed the Natural History of Prostate Cancer」

  William J. Catalona, MD Professor, Department of Urology, Feinberg School of Medicine   Northwestern University, Chicago, Illinois, USA

臨床部門のテーマ設定の背景

 今回のシンポジウムでは、前立腺がんスクリーニングを主題にしました。PSAスクリーニングの前立腺がん死低下効果が確定し、今後は利益/不利益バランスと費用対効果比に優れ、QOL損失を低減させるスクリーニングシステムの構築を目指す必要があります。わが国の検診の現状を評価し、研究成果を共有することで、将来の方向性について討議し、現時点での最新知見を知り、討論する機会が重要です。
 今回、前立腺がんの検診・診断に実際に深く関わっている多くの第一線の臨床医・研究者が一同に会し、活発な意見交換の場を提供することは極めて医学的に重要と考え、テーマを設定しました。

 ◎プログラムをご覧になる場合   PDFはこちら

第33回前立腺シンポジウム運営委員会事務局

〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-12-12 河西ビル6F
TEL:03-3340-3885
FAX:03-3340-3886
e-mail:zzkz@basil.ocn.ne.jp

運営委員長

鈴木和浩     (臨床部門・代表 群馬大学大学院) 

運営委員(臨床部門)

塚本泰司     (札幌医科大学・学長)
内藤誠二     ((医)原三信病院・名誉院長)
市川智彦     (千葉大学大学院)
村井 勝     (国際親善総合病院・名誉院長)
大家基嗣     (慶應義塾大学)

運営委員(基礎部門)

小西 登     (基礎部門・代表 奈良県立医科大学名誉教授)
内藤誠二     ((医)原三信病院・名誉院長)
鈴木和浩     (群馬大学大学院)
市川智彦     (千葉大学大学院)
赤座英之     (東京大学大学院)
髙橋 智     (名古屋市立大学大学院)
白石泰三     (桑名市総合医療センター・副理事長)
酒井英樹     (長崎大学大学院)

過去のシンポジウム一覧はこちらクリック

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前立腺シンポジウム開催記録

第33回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」 前立腺がんスクリーニング 
―平成29年12月9日~10日― 東京コンファレンスセンター・品川
第32回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」  前立腺がん診断の進歩:画像・腫瘍マーカー
―平成28年12月10日~11日― 東京コンファレンスセンター・品川
第31回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」 転移がん・再燃がんの診断と治療 
―平成27年12月12日~13日― 東京コンファレンスセンター・品川
第30回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」  ハイリスク前立腺がんの診断と治療
―平成26年12月13日~14日― 東京コンファレンスセンター・品川
第29回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」 限局性前立腺がんの至適治療戦略 
―平成25年12月14日~15日― 東京コンファレンスセンター・品川
第28回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」  前立腺がんスクリーニング
―平成24年12月8日~9日― 東京コンファレンスセンター・品川
第27回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」 前立腺がん放射線治療の適応と限界
        -小線源治療から重粒子線治療まで- 
―平成23年12月10日~11日― 東京コンファレンスセンター・品川
第26回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」  前立腺がんの転移―最新の治療戦略- 
―平成22年12月11日~12日― 東京コンファレンスセンター・品川
第25回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」-Stage C 前立腺がん治療- 
―平成21年12月12日~13日― 東京コンファレンスセンター・品川
第24回
前立腺シンポジウム
「基礎部門」
「臨床部門」-前立腺がんスクリーニング- 
―平成20年12月13日~14日― 東京コンファレンスセンター・品川
第23回
前立腺シンポジウム―「再燃進行前立腺がんの治療」― 
―平成19年12月9日―東京コンファレンスセンター・品川
第22回
前立腺シンポジウム―「前立腺がん生検病理診断と治療選択」― 
―平成18年12月3日― 都市センターホテル
第21回
前立腺シンポジウム―「前立腺がん放射線療法の進歩」― 
―平成17年12月4日― 都市センターホテル
第20回
前立腺シンポジウム―「前立腺がん診断の進歩」 ―スクリーニングと血清腫瘍マーカー― 
―平成16年12月4日― 経団連会館
第19回
前立腺シンポジウム―「内分泌療法の新戦略」―その適応基準と施行時期―
―平成15年12月7日― 都市センターホテル
第18回
前立腺シンポジウム―個人情報と疫学研究―前立腺がん検診の新たな展開のために―
―平成15年3月15日― 都市センターホテル 
第17回
前立腺シンポジウム―前立腺限局癌治療の最前線―
現状と今後の展望―
―平成13年12月2日― 日本都市センター会館
第16回
前立腺シンポジウム―前立腺肥大症とQOL障害
―平成12年12月9日― 日本都市センター会館
第15回
前立腺シンポジウム―前立腺癌検診の現状と今後の課題
―平成11年12月18日― 経団連会館
第14回
前立腺シンポジウム―前立腺癌放射線療法の現状と将来への展望
―平成10年12月19日― 経団連会館
第13回
前立腺シンポジウム―前立腺特異抗原(PSA)をめぐる諸問題
―平成9年12月13日― 経団連会館
第12回
前立腺シンポジウム―前立腺肥大症薬物療法
―平成8年12月12日― 経団連会館
第11回
前立腺シンポジウム―前立腺検診の現状と今後の課題
―平成7年7月29日― 経団連会館
第10回
前立腺シンポジウム―前立腺癌治療の進歩
―平成6年12月16日~17日― 経団連会館
第9回
The 5th Tokyo Symposium on Prostate Cancer-Fundamental Approach to Diagnosis and Treatment for Prostate Cancer and BPH
―平成5年1月28日~29日― 経団連会館
第8回
The 4th Tokyo Symposium on Prostate Cancer-Detection and Treatment for Early Prostate Cancer
―平成5年1月28日~29日― 経団連会館
第7回
前立腺検診東京シンポジウム
―平成4年8月1日― 経団連会館
第6回
前立腺肥大症東京シンポジウム―保存的療法の現状と今後の課題
―平成3年12月6日~7日― 経団連会館
第5回
(1)Cellular and Molecular Biology of Prostate Cancer-Bone Metastasis(御殿場セミナー)
―平成2年12月12日~13日― 経団連ゲストハウス
(2)The 3rd Tokyo Symposium on Prostate Cancer-Bone Metastasis
―平成2年12月14日~15日― 経団連会館
第4回
The Tokyo Symposium on Prostatitis
―平成元年8月25日~26日― 経団連会館
第3回
前立腺肥大症臨床の現状と今後の課題
―昭和63年8月27日― 経団連会館
第2回
The 2nd Tokyo Symposium on Prostate Cancer
―昭和62年12月11日~12日― 経団連会館
第1回
我が国における前立腺癌の現状と今後の課題
―昭和61年12月8日~9日― 経団連会館

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